皆さま、こんばんは。受付のはっとりです。
先日、クリニックでは開院16周年を迎えました。院内には、お祝いで頂いたお花が飾ってあります。
かわいいですよね。来院された際に、是非ご覧下さいね。
さて、記念すべき10回目の紹介シリーズ。今回はこちらの本です。
ほしおさなえさんの『活版印刷 三日月堂』です。シリーズで6冊あります。
かつて活版印刷の工場を営んでいた祖父の後を継いだ、三日月堂の店主・弓子。手探りながらも、依頼主からの言葉にできない思いを、印刷物(レターセット、名刺、ショップカード、招待状など)を通して形にしていきます。人と人との繋がりで、少しずつ三日月堂も、そして弓子自身も変化していきます。
活版印刷を、ご存知ですか? 全く知らないという方もいれば、聞いたことはあっても馴染みがないという方が多いと思います。この本の登場人物も、初めは何も知らないことがほとんどです。だからこそ、実際に触れてみると、興味が湧く方も多いのでは、とも思います。
優しさの中に、芯の強さみたいなものが感じられるお話です。ぜひ、手に取ってみて下さい。
紹介シリーズは、今回が最終回です。
本や読書に関わる事を、別の形で書こうかと思っています。
朝晩、寒い日が多くなってきました。くれぐれも、ご自愛くださいませ。