皆さま、こんばんは。受付のはっとりです。
本日は紹介シリーズの第8弾。今回は『ツバキ文具店』です。
ドラマ化されたこともある作品です。
先代である祖母のあとを継いで、文具店を営む主人公。この店では手紙の代書も請け負っていて、暑中見舞いや年賀状だけでなく、様々な代書の依頼がきます。お悔やみ状や、絶縁状、亡き人からのラブレターに、プレゼントに添えるカード。手紙の内容はもちろん、文字や筆記具、切手などまで吟味して、悩みながらも代書に向き合う主人公が、自然豊かな鎌倉の風景とともに描かれています。
皆さま、手紙は好きですか?
コミュニケーションツールとしては、なかなか流行らないと思いますし、便利なものではありません。ビジネスの場面では電話やメール、日常生活はSNSが中心という人が大半でしょう。でも、自分の都合で文面を何度も読み返したり、手書きの文字が持つ独特のぬくもりが手紙の良さ。受け取ると、送り主のことがよく分かるような気がします。手紙を書きたい気持ちはあっても、なかなか筆が進まない…という人には、代わりに書いてくれるなんて、ありがたいお仕事かも知れません。
この物語の主人公も、今時、代書屋なんて流行らないと思いつつ、昔からの付き合いや、ご近所さんとの繋がりの中で、だんだん自分の仕事に向き合っていきます。昔ながらの習慣に、新たな試みを取り入れたり、自分のカラーを混ぜながら発展させていく様子は、どんな職業でも当てはまると思います。
手紙が好きな人、文房具が好きな人、鎌倉が好きな人、ほっこりしたい人にオススメです。
続編もあります。↓
この本を手にした人にしか分からない、楽しい仕掛けもありますよ!
さて、先日はまな整形外科では、開院15周年を迎えました。お祝いでいただいたお花が飾ってあります。
少しずつ受け継がれてきたもの、少しずつ変わってきたもの。積み重なって15年という数字になったと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します!